まだ漏れてない情報って?
最近の情報漏えいラッシュについて調べていたら、ふと逆のことが気になりまして。
むしろ、この時代にまだ漏れていない情報って何なんでしょう?
今回は、本編とは逆方向から考えてみるおまけ記事です。技術的な分析というより、ほぼ与太話です。
漏れた情報ばかりがニュースになる
最近のニュースを追っていると、「また情報漏えいか」と思うことが増えました。
会員情報、メールアドレス、本人確認書類、画像のメタデータ……。
いろいろな種類の情報が出てきます。
そうなると、今度は逆に「じゃあ、まだ漏れていない情報って何だ?」と考えたくなります。
ただ、よく考えると、そもそも漏れていない情報はニュースになりません。
「本日も当社の顧客データベースから情報は流出していませんでした!」
なんてプレスリリースが毎日出るわけでもないですしね。
当たり前といえば当たり前なのですが、ニュースだけを見ていると、漏れたものばかりが目に入る構造になっているわけです。
「漏れていない」と「漏れたと確認されていない」
ここで、ITを少しかじっている人間として気になることが一つあります。
それが、「漏れていない」と「漏れたと確認されていない」は違うという話です。
例えば、調査の結果として「現時点で情報漏えいは確認されていません」と公表されることがあります。
これは、その時点で確認できた範囲の話であって、あらゆる可能性を完全に否定できたという意味ではありません。
逆に、ログや調査結果から被害範囲をかなり具体的に絞り込めることもあります。
要するに、外から見て「まだ漏れていない情報」を正確に一覧化するのは、思った以上に難しいわけです。
じゃあ、何が残っているんだろう
もちろん、世の中のすべてのデータが流出しているわけではありません。
被害を受けていないシステムも、適切に管理されているデータも、普通にあるはずです。
ただ、「どの情報が一度も漏れていないのか」を外部から証明しようとすると、これがなかなか難しい。
クラウドに保存したデータはもちろん、社内システムにしかない情報だって、絶対に流出しないとは言えません。
かといって、ローカルに保存していれば無条件で安全、という話でもありません。
結局、「クローズな情報」を考えているつもりが、だんだん「そもそも何をもって漏れていないと言えるんだ?」という方向に行き着いてしまいました。
最後に
本編では、情報漏えいが起きた事例や技術的な原因について書きました。
一方、今回のおまけはその逆。
漏れた情報にはニュースがある。でも、漏れていない情報には、基本的にニュースがない。
なんだか妙な話ですが、これだけ情報漏えいのニュースが続く時期だからこそ、ちょっと気になってしまいました。
もちろん、「どこもかしこも漏れている」というわけではありません。その点だけは誤解のないように。
……という、本当にただの与太話でした。